
北海道遺産 北限のブナ林
ブナは温帯を代表する樹種で、日本では鹿児島県大隅(おおすみ)半島を南限に、主に東日本に分布しています。北海道では渡島半島のみに分布し、寿都と長万部を結ぶ「黒松内低地帯」を北限として、本州から連続的に分布してきたブナの森が途切れます。
ここから北には北海道特有の森「針広混交林」(針葉樹と広葉樹の交じる森)が広がります。
日本の森林を考える上で重要なこのブナ自生北限地帯を代表する森として「歌才ブナ林」は、昭和3年、その価値を見出され、国の天然記念物に指定されました。
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