地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口です。 地域に暮らす高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい生活を継続するために、様々な相談に対応する支援機関です。
黒松内町保健福祉センター内に、保健師、主任介護支援専門員、社会福祉士を配置し、黒松内町社会福祉協議会に包括的支援事業の一部を委託して運営しています。
問い合わせ先
黒松内町地域包括支援センター(担当:竹鼻)
〒048-0101
北海道寿都郡黒松内町字黒松内586-1
黒松内町保健福祉センター内1階
電話0136-72-3124(社協)
◎地域支援事業(総合事業)
【包括的支援事業(地域包括支援センターの運営及び任意事業)】
1.地域包括支援センターの運営(4つの業務)(1)介護予防ケアマネジメント
要介護状態にならないよう事業対象者(基本チェックリスト該当者 約20名)に対し、介護予防ケアプラン作成やサービス調整などを行います。
(2)総合相談
介護が必要な高齢者やその家族のために、介護サービスや制度を紹介するほか、養護老人ホーム入所申出など福祉や医療の様々な相談(主に初期相談)を受け付けています。
(3)権利擁護
高齢者の権利を守るため、虐待防止・早期発見、消費者被害の相談等に対応します。また、
黒松内町生活サポートセンター(岡崎)と連携し、成年後見制度の利用についての相談にも対応します。
(4)包括的・継続的ケアマネジメント
主任介護支援専門員(竹鼻)が地域のケアマネジャーの支援・指導を行い、質の高いサービス提供に努めます。

【包括的支援事業(社会保障充実分)】
1.在宅医療・介護連携推進事業 医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者に対し、包括的かつ継続的な在宅医療・介護を一体的に提供することができるように、町保健師および地域包括支援センターが中心となって、くろまつないブナの森診療所等と緊密に連携しながら、医療・介護の関係機関が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。
2.生活支援体制整備事業 地域における助け合い、支え合い(互助)活動の調整役として、黒松内町社会福祉協議会へ配置している
生活支援コーディネーター(塚本)を中心に、介護保険サービス等で担えない高齢者の様々な困りごと等の課題解決に向けて取り組みを行っています。また、ボランティア団体、福祉、教育など様々な分野に所属している方で構成されている協議体を設置し、生活支援コーディネーターをバックアップしています。詳しくは
こちら3.認知症総合支援事業(初期集中支援事業、地域支援・ケア向上事業) 認知症の方への支援体制強化の一環として、地域の方々が認知症に関する知識を持ってもらうため「認知症講演会」や「
認知症サポーター養成講座」等を
生活支援コーディネーター(塚本)が中心となり、町内各地で開催しています。
また、認知症初期集中支援チーム(医療や介護の関係機関、地域の支援機関など複数の専門職からなる多職種協働チーム)が、チーム会議や訪問等により、本人及び家族等に対する初期支援を包括的・集中的(おおむね6か月)に行い、適切な医療や介護サービス等につなぐことにより、地域での生活をサポートする体制づくりをしています。その体制づくりの推進役(認知症地域支援推進員)として、町保健師(藤村、森、山口)および町栄養士(三坂)を配置し、地域包括支援センター(竹鼻)と連携を図り、企画や調整などに携わりながら、診療所や介護施設等での認知症対応能力の向上や、介護保険サービスを利用しながら在宅生活が継続できるための支援、認知症カフェ等の地域と一体となった家族介護支援、認知症ケアに携わる多職種の協働研修などを実施する取組を進めています。
4.地域ケア会議推進事業 随時「地域ケア個別会議(ケース会議)」を実施するほか、地域全体で高齢者等を見守り、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることが出来るよう、町内会長、民生委員・児童委員、社協、消防、警察、保健師などの関係者が「地域ケア推進会議(みまもりネットワーク会議)」を地区ごとに定期開催し、「ふくしマップ(住民支え合いマップ)」を更新しながら、地域の支え合いネットワークづくりを推進しています。
【介護予防・日常生活支援総合事業】
1.介護予防・生活支援サービス事業(要支援1・2、基本チェックリストで事業対象者となった方)
地域包括支援センターの職員(竹鼻)と相談し、介護予防ケアプランのもと、訪問型サービス(生活支援、買物、除雪、移動支援等)、通所型サービス(介護予防等)を提供しています。
2.一般介護予防事業(すべての65歳以上)
運動機能、口腔機能、認知機能などの維持や向上を目指して、「
まる元運動教室」や「栄養教室」などの介護予防教室を実施しています。
◎指定介護予防支援事業
軽度(要支援1・2)の方に対するケアプランの作成やサービス調整要支援1または要支援2の認定を受けた方が、自宅で介護予防のためのサービスを適切に利用できるよう、ケアプラン(介護予防サービス計画)の作成や、サービス事業所との連絡・調整などを行います。
なお、介護予防支援は、地域包括支援センターで行っていますが、居宅介護支援事業所に業務委託をしている場合があります。